近年、花粉症とならんでアトピー性皮膚炎にかかる人の数が増加しています。それも、成長しても治らなかったり、症状も難事化してきたりして、子供が学校に行けないなどのさまざまな問題になっています。先天的に各種のアレルゲンに対して過敏に反応し、ジンマシンや発疹・ぜんそく発作・鼻みず・くしゃみ発作・目のかゆみなどが起こる要因をアトピー素因といいます。
このアトピー素因を持つひとに多く発症し、かゆみのある湿疹を伴い「よくなったり悪くなったりを繰り返す」「左右対称の特徴的な箇所に発症する」などの事が特徴です。しかし、そのような素因をもっていたとしても、全ての人がアトピー性皮膚炎になるとは限りません。ではどのような人が発症するのでしょうか?
■アトピー性皮膚炎への理解
アトピー性皮膚炎の治療でもっとも重要や事は、病気を理解する事です。この病気は体質的要素が強く作用していますので、現在の治療ではこの薬を飲めばたちどころに治り、その後、薬をやめても再発しないような急性の病気とは性質が違うということです
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