人間の体には、外部から入ってきた自分以外の物質(異物)を排除しようとする「免疫」というシステムが存在します。
アレルギーとは、普通は害のない物質に対する免疫力の異常からくる現象のことで、通常とは異なる反応を示すことであります。免疫系は無害な物質を外部から侵入してきた異物と誤認して起こる反応ですが、このアレルギー反応自体が病気につながります。
アレルギーは身体のあらゆる器官に、症状として出ることがあり、別の病気の症状となって現れる事も多いと考えられます。
鼻・喉・目・耳・肺・消化器・膀胱・膣・肌・筋肉・関節・神経組織・脳・などに作用することも考えられます。
細胞性アレルギーはまた別のタイプの反応で、身体の免疫反応で働くリンパ球かリンパ細胞が、異質な物質を身体から除去するために過剰反応するときに起きる反応のことを言います。つまり、身体が移植した器官を拒否するときの反応です。アレルギーに苦しむ人たちの中には軽い症状で治まっている人がいる一方で、深刻な兆候を示す人たちもいるのが現状です。そのために内臓諸器官が弱かったり、免疫系が損なわれたりする事もあります。
重度のアレルギー反応を示す人の中には、呼吸困難や血圧低下・心不全などの激しい突発的な反応を示す場合もあり、最悪は命に関わることもあります。
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